ミノティー学習塾 鹿嶋店 | 日記 | 忘れ得ぬ生徒

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ミノティー学習塾 鹿嶋店 の日記

忘れ得ぬ生徒

2019.10.28


私が、これまで関わってきた生徒の数は、相当の数です。

担任した子供達、教科を教えた子供達、部活動で関わった子供達の数は、何百人、それ以上かもしれません。
中には、未だに連絡をとり合う教え子もいます。学校の先生を退職し、塾の先生になった時、どこからか聞きつけて、私を追いかけ?て来てくれた子供達もいます。なんだか、嬉しいものですね(^^)
教え子の数は、膨大ですが、私が、生涯忘れることのできない生徒さんを一人選ぶとするならば、迷わず、R君を選びます。

彼は、今年、20歳になります。なるはずでした(..)
私は彼の部活動の担当、英語の教科担当でした。たった二年間のお付き合いでしたが、彼の英語力を高く評価した私は、英語の大会に出場するために、たくさんの時間を彼と共有しました。
聡明で、努力家、心優しく、誰からも愛される本当に素敵な生徒さんでした。

当時、生徒指導困難校に勤務していた私にとって、彼を含む5人の 英語好きが集まっての英語のレッスンの時間が、本当にかけがえのない珠玉の時間でした。

優秀で素直な子供達と英会話を楽しむ、ただそれだけの時間、子供達のユーモアに涙が出るほど笑い転げたあの時間、、決して忘れることはできません。
私が、早期退職をする時、一つだけ心残りだったのは、英語をこよなく愛するR君の英語の指導を最後までできなかったことです。
塾の先生になってから、3ヶ月が過ぎたある日、なんとなく彼のことが気になりお母さんに電話をしたことがあります。

もともと体が弱かった彼は、その時、入院していたようです。それなのに、英語の大会に病院から一時外出許可をもらい、参加したとのことでした。さらに彼にはどうしても入りたい高校があり、病室に勉強道具を持ち込み、頑張っているということを聞きました。彼らしいな、と。
秋も深まる10月の下旬、私は、彼が天国に旅だったという連絡を元同僚の先生から聞きました。
弔問に訪れ、彼に会った時、彼は、本当の天使のようなかわいい、美しい、そして穏やかな顔をしていました。お母さんが、私に言った2つの言葉が、心にしみました。「Rは、悪い子ですね。こんなにみんなを悲しませて」「先生、Rの夢は、学校の英語の先生になることだったんですよ」

生きて、そして夢を叶えてほしかった、、
彼は、15年という短い生涯に、たくさんの優しさ、愛を凝縮し、たくさんの人に幸せを届けたのでしょう。一生懸命、生きたのだと思います。その分みんなに与えた悲しみは、大き過ぎました。15歳は旅たつには早すぎます。
彼は、200人の同級生の哀悼合唱に送られ、そして天使になり、天に昇っていきました。

私は、この時期になると、彼のことを思い出します。5年が過ぎ、やっと彼のことを書いてみようかと思いました。

私は、この先もずっと、この時期になると、相変わらず、彼のことを思い出すのだろうな。
健康であること、そして夢を持ち、努力ができることは、幸せなことです。

私は、自分の目標に向かい、頑張る生徒さんがやっぱり、大好きです。そして、頑張る生徒さんの力になりたいです。

忘れ得ぬ生徒

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