ミノティー学習塾 鹿嶋店 | 日記 | 心地よい面談

今週、3年生のある生徒さんの面談をしました。お母さん、本人、塾長、そして私の4者で。

この時期の面談は、心配事があるからだとご察知いただけるかと、、

でも、私にはこの面談が非常に心地よいものに感じられました。なぜなら、お母さんの考えが、私と非常に似たものだったからです。

お母さんは、「子供の将来のために、今、学ぶことを疎かにはさせない。子供に勉強しなくても良い選択肢は与えない。」とおっしゃていました。まるで、10年前の自分を見ているようです。

この地域の学力の低下は深刻です。なぜなら、受験さえすれば、ほぼ誰でも高校生にはなれますから。だから、必要以上に勉強はせず、楽しいこと、好きなことを最優先させる生徒さんが多いのだと思います。

このような地域で、勉強を優先させようとするお母さんや私は、時には、奇異な目で見られます。それでも、勉強二の次の波に、我が子がのみこまれないように、防波堤になれるのは、結局は親しかいないのだと思います。

息子の同級生で、中学校で学びを疎かにした10年後の今の姿は、想定の範囲内です=_=それなりの今の姿です。

一方で、私の教え子の一人は、東京の丸の内の会社に勤務し、年収は相当のものだと聞きました。30半ばの彼は、現在は責任のある立場にあるようです。大変なこともあるのでしょうが、彼のラインからは、充実している様子をうかがい知ることができます。

私は、中学の3年間、彼の担任でした。だから、彼がどれだけ頑張っていたかを誰よりも知ってます。受験期の彼の努力は、相当のものだったということも。

中学の頑張りで、我が子の未来が変わる、ということを知っている親御さんは、我が子に、勉強しない、という選択肢を与えることはしないのでしょう。志の高い生徒さんが集まる高校に入れば、環境でさらに向上できる可能性はありますし。

今回、面談した生徒さんは、小学生の頃から通塾してくれています。中1までは、集中力がなく、勉強の姿勢に問題があり、幾度も指導をしました。お母さんにも厳しい投げかけをしたことがあります。それでも、お母さんは、彼に塾を絶対に辞めさせませんでした。それは、退塾した後の彼の行く末が、容易に想像できたからなんだと思います。

そして、3年が経過し、、彼は、学年で2位まで上りつめました。その分、志望校が高くなるので、まだまだ頑張らねばなりません。そのことを再確認するための面談でした。

彼には、自分のため、そしてお母さんのためにも、現状に甘んじることなく、努力をしてほしいです。

私は、彼とお母さんの10年後、20年後の笑顔のためにサポート頑張ろうっと!!!!