ミノティー学習塾 鹿嶋店 | 日記 | 神頼み？？

「 東風吹かば、匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
（こち）

私は、この和歌を中学の頃に習いました。(多分）
この歌を書いた人は、菅原道真公です。菅原道真公と言えば、遣唐使を廃止した人として有名です。「白紙（894年）にもどそう遣唐使・・ですね。」現在、道真公を祀っている神社は全国にあるようです。道真公と言えば、、、そうです！学問の神様です。天満宮や天神と言われている神社がそうですね。私が住んでいる茨城県にも天満宮がちゃんとありました。

水戸駅から徒歩５分、東照宮にあります。

道真公は、幼い頃、神童と崇められていました。なんと５歳で和歌を作るほどの優秀な子供だったようです。青年期になっても学問にいそしみ、学者として最高位を得ました。そして、長官となり政治にも携わり、人々からも非常に慕われていたようです。後に、天皇からも信頼を受け、政治の中心で自分の能力を発揮するようになりました。。しかし、、、どの世の中、どの世界にもいるんですよね？出るくぎをうつ人が。。残念ながら、彼は、ねたみをかい、身に覚えのない罪をきせられ、みやこから遠く離れた北九州の大宰府に左遷されてしまいました。失意のまま、みやこを離れる道真公が読んだ和歌が、最初にのせたものです。

「東風が吹いたら、私のところ（九州）まで届けておくれ、（私の庭に咲いている）梅の花よ。たとえ主（私）がいなくても、春を忘れてはいけないよ」

この歌には、道真公の悲しみ、家族を思う気持ちが表現されていると思います。どんなに悔しかったでしょう(;。;)どんなに悲しかったことでしょう(;。;)

彼の死後、みやこでは天地異変が続きました。彼を陥れた人物も若くして亡くなったようです。そのことを人々は道真公の祟りだと恐れました。そして、彼の魂を鎮めるために建立されたのが、北野天満宮です。修学旅行で訪れる人気スポットです。（なにせ、学問の神様ですから・・・）そこを訪れたら、自分の合格祈願だけをするのではなく、ぜひ道真公の悲しみを感じてきてほしいです。と私は思います。

1000年の時を超えて、感動を与えてくれる彼が書いた和歌の力は、すごいです。もちろん道真公本人も。人間から神様となり、人々（特に受験生）の心の支えになっているのですから(*^ー゜)